同期した高解像度のカメラを2台搭載し、両眼同時に観察、記録解析可能です。 眼瞼下垂等により一側の眼球運動が取得しづらい状況でも対側で取得できるため、瞳孔(および虹彩紋理)の検出率が向上します。 これにより、観察、記録から解析までスムーズに行うことが可能です。 また、両眼同時に取得したデータのうち、データ取得率の高い方を強調表示します。 サンプリング周波数は、60Hzと240Hzに対応しています。
瞳孔検出のアルゴリズムを刷新し、眼球運動が取得しづらい状況でも元の瞳孔を予測することで、瞳孔中心を検出します。*1 また、虹彩紋理の回転角度を検出することにより、回旋の記録も可能です。
*1 眼球運動が取得しづらい状況下での瞳孔・回旋検出
検査データの自動識別
連続して複数の検査を行うことにより、検査に要する時間を短縮できます。 また、連続して行った検査は、自動識別により検査ごとに色分けされ、スムーズに解析が可能です。
眼球運動検査装置 IRN-3
ご使用のコンピュータへUSB接続し、専用のビューアソフトで、眼球運動と頭位を観察できます。 着脱、ピント・眼幅調整が容易で、スムーズな検査が可能です。また、付属する遮光カバーの着脱により、暗所と明所の切替を容易に行うことができます。
レーザー指標提示装置(オプション)
レーザー指標はカメラの画像取得と同期して動くため、検査の精度が高く、特に急速眼球運動検査に有用です。
対応検査
・視標追跡検査*1 ・急速眼球運動検査*1
*1 カメラ画像と完全同期
視標提示用モニター(オプション)
画面上に視標を提示します。 場所を選ばず使用できます。
・視標追跡検査 ・急速眼球運動検査 ・注視眼振検査 ・視運動性眼振検査
構成図