スペースラインの開発において “人が中心”を最大のテーマとし、 快適な診療環境を実現します。
変わることなく進化する、 それが「スペースライン」のコンセプトです。
「スペースライン」その名の由来は、 診療する人のための空間、 診療を受ける人のための空間、 器具を取り上げたり、 操作するために必要な空間、 人が移動するための空間など、 「人のために必要な空間」を確保した上で、必要な機能や器材の配置を決める、 すなわち、「人のための空間優先の考え方」を意味しています。
“人が中心”という不変のテーマを受け継ぎ、より一層の機能性、操作性、快適性を求めて開発されたのが「Spaceline EMCIA Type III UP」です。
術者の安定した姿勢と 自由な動きを妨げない空間の確保
正確な指先のコントロールを行うには、バランスのとれた、自由度の高い、安定した姿勢が重要な要素です。術者の膝上や足先に十分なスペースがあり、自由な動きを妨げるコードや突起物は一切ありません。
チューブの重みを軽減するU字型カーブ
ハンドピースのチューブを、患者さんの肩口から出し、U字型カーブを描く形状にすることで、チューブ自体の重さを軽減し、指先へのストレスを少なくします。
前腕の自然な動きでピックアップできる インスツルメントの配置
ハンドピースを、肘を動かさず前腕を自然に右下に動かした所に配置しています。
ピックアップとリターンが、自然で一定した動きのなかで行え、握り替える必要がありません。
術者の自然な姿勢を保つヘッドレスト
ヘッドレストには、術者が移動しても口腔との距離を保てるように丸みをもたせています。
患者さんの頭部を左右に45度動かす場合も、耳を圧迫せず不快感を与えません。また、頭部と頚部を無理のない状態で前後に動かせます。
診療を効率化するキャビネットの配置
キャビネットの配置により、術者とアシスタントの円滑な連携作業が可能です。また、診療前後の手洗い、印象材の練和、診療後の器具の洗浄・格納や次の診療準備など、一連の作業が同じ場所で行えるため、余分な動きやロスタイムが少なくなり診療効率が向上します。
バキューム操作と口腔外作業が同じポジション
アシスタントは、振り返ったり、体をねじ曲げることなく自然な動きでタイミングよく補助が行えます。また、口腔内補助作業と同じポジションのまま右に向きを変えるだけで、必要な器材の準備や、手渡しなどができるよう、口腔外作業のスペースも確保できます。