X線CTの断層画像は、多数の診療科において、診断や手術をおこなううえで、とても重要なデータです。 モリタの頭部用X線CT装置(3D Accuitomo)と、アーム型X線CT診断装置(3D Accuitomo M)は、高精細の画像、低被曝での撮影、金属アーチファクトの少ない画像は、診断、プランニング、手術中撮影・診断および教育に役立ちます。
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撮影
頭部用X線CT装置 3D Accuitomo
設置スペースが小さく、限られたスペースを有効的・効率的に活用していただけます。
患者さまは座って撮影しますので、日常の体位での画像情報が得られます。
撮影エリア(FOV)の設定やポジショニングは、操作パネルのガイダンスに沿って、容易におこなえます。
コーンビームCTのX線は、低照射線量でのCT撮影がおこなえます。
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診断・プランニング
頭部領域は、複雑な骨構造を有し、多種の神経が交錯する領域です。
微細で複雑な骨構造も、高精細な画像で描出します。
また、診断や手術前のプランニングは、専用ソフト i-Dixel を用いて、多種・多様な画像解析をおこなえます。
ボリュームレンダリングでは、解剖学的構造や、手術の教育にもご活用いただけます。
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手術・診断
アーム型X線CT診断装置 3D Accuitomo M
手術室を自由に移動し、手術中のCT撮影をおこなう、移動型のCT装置です。
頭部、四肢の手術部位の進行状況確認、インプラント材のサイズや施術位置の決定、また手術終了の確認にCT撮影をおこない、高精細の画像により最終の診断がおこなえます。
手術中に撮影したCTデータをナビゲーション装置へ出力することにより最新の画像データの元にナビゲーション手術を再開できます。
手術指導などの教育・育成にも活用いただけます。
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用途
耳科
- 真珠腫
- 耳硬化症
- 乳様突起炎
- 耳小骨連鎖形態
- 人工内耳(CI)
- 半規管裂隙症候群
- 中耳の先天性異常
- 耳管開放症
- 側頭骨骨折
鼻科
- 副鼻腔炎
- 鼻・副鼻腔の形態
- FESSのIGS用画像取得
- 眼窩吹き抜け骨折
咽喉科
- 異物喉頭の診断(X線不透過性の場合)
- 唾石(X線不透過性の場合)
頭蓋底外科
- 経鼻的内視鏡頭蓋底手術のアプローチのための副鼻腔の形態観察
形成外科
- 口蓋裂・顎裂
- 顎顔面領域の外傷
- 眼窩吹き抜け骨折
- 頬骨弓骨折
- 鼻骨骨折
整形外科
- 偽関節手術
- 関節形成術
- 骨切り術
眼科
- 涙道・涙嚢造影