社会のニーズ
従来行われてきた模型を用いた研修では、技術・技能の習得に力点が於かれており、「患者の負担や気持ちに配慮する」という研修は主流ではなかった。しかし、最近では、治療を受ける側の負担も考慮する事ができる研修が望まれている。
開発の目標
人体に酷似した外観と反応(表情・動き・会話)を備えたヒト型患者ロボット、及び多様な臨床研修プログラムから構成される対話型臨床実習教育シミュレーションシステムを開発する。更に、研修者の一連の実習行為を時系列に記録、再生、評価することにより、客観的なフィードバックが出来るので、基本的技能と共にコミュニケーション能力の向上を図る事が可能となり、患者中心の医療実現に貢献する事ができる。