チェアサイドで接着前処理に不可欠なサンドブラスト処理が可能です。 圧力調整器が内蔵されており、補綴物の材質に適したブラスト圧に調整できます。 CAD/CAM冠、ジルコ二ア冠、金属冠、インレー等の内面処理及び接着阻害因子を除去し、接着強度を向上させます。
ジルコニアセラミックスにおけるアルミナブラスト圧と接着強さの関係
ジルコニアに対して高圧でのサンドブラストは、初期接着強さを確保することは出来ているが、長期間では接着強さが低下することが確認されているため、ジルコニアには0.2MPa程度でのブラストが適切であることが分かる。
高垣智博先生「セラミックインレーにおける接着手技の実際~ 長期に安定した予後を得るための接着サイエンス~」より抜粋
接着材料に合わせた適切なブラスト圧
マテリアル毎に色分けされ、それぞれ適した圧に調整が可能です。
過度な圧力でサンドブラスト処理したジルコニア接着界面
接着前処理として、CAD/CAMレジンやジルコニアセラミックスにサンドブラストは必須です。過度な圧力で処理を行うと接着界面を荒らし、クラック等により補綴物脱離の原因に繋がるため、適切な圧力でのブラスト処理が必要です。
画像提供:朝日大学 高垣智博先生
チェアサイドでの使用が可能
チェアユニットのエアージョイントより接続することができるため、移動する手間がなくサンドブラスト処理が可能です。
金属冠の内面処理
ジルコニアフレーム、 クラウン等の内面処理
歯科切削加工用CAD/CAM レジン材料の内面処理
2022年4月診療報酬改正:特定保険医療材料であるCAD/CAM冠用材料において、CAD/CAMインレーが新しく保険適用となりました。装着に際しCAD/CAM冠、CAD/CAMインレーのアルミナサンドブラスト処理およびシランカップリング処理を行った場合は、1歯につき45点を所定点数に加算する。(2022年4月現在) ※算定には、施設基準の届出が必要です。
適正な噴射距離は10mm